田七人参

田七人参は、ウコギ科の植物。収穫までに3〜7年かかることから三七人参とも呼ばれています。田七人参は中国西南部の雲南省の高度二千メートルに近い高原が主産地の多年生の草本です。中国では昔からその希少性から「金不換」と呼ばれ、お金に変えがたい貴重なものとして珍重されてきました。田七人参は15種類のサポニン、ビタミンA・B、フラボノイド、アミノ酸、鉄分、カルシウムなどがバランスよく含まれています。特にサポニンの含有量が多く、高麗人参の数十倍の量が含まれています。田七を産出する文山県では生産畑が壊滅的な被害を受けました。建国以来の未曾有の干ばつなのだそうで、従来から肥沃な土地で有名であった「雲南地区」にとっては極めて深刻な問題のようです。そのために、田七人参は昨年から異常なほどの価格高騰になっております。それと平行して最近では「健康志向」が中国全土に広まり、中国の田七人参の需要が増大していて、日本への供給もさらに困難になっているようです。良質な田七人参は最近では入手が困難となりました。

コラーゲンの若返り作用 |
田七人参の抗酸化 |